【ベトナム最新情報】2018年10月1日

ベトナムでは2018年7月31日からNational chemical database systemの運用が開始されております。
このデータベースには170,654物質が含まれています。その内容は化学品法Annex I~Vの危険化学物質、
2017年3月に工商部 (MOIT)が公示したドラフトインベントリーにある4,927物質に加えて、
日本の化審法既存化学物質、米国TSCAインベントリー、EU既存化学物質インベントリーにある物質から
なっているようです。
https://chemicaldata.gov.vn/cms.xc

9月14日に下記の通知公告が出されました。
 ・上記データベースの中の31,745物質をNCI (National Chemical Inventory)ドラフトとする
 ・追加届出(専用ツールにより輸入者が届け出る)は、10月15日まで受け付ける
https://cuchoachat.gov.vn/default.aspx?page=news&do=detail&categoryid=43&id=4386

NCIドラフトには化審法既存化学物質(CAS番号あり)は含まれているようです。
NCIに収載されていない物質は新規化学物質扱いになりますが、新規化学物質の登録制度等は
まだ定められておりません。2019年中の制定を目指しており、新規制度の実施前におそらく
NCI(既存化学物質インベントリー)を確定するための増補届出があると思われます。
その際、ベトナムへの輸入実績証明(インボイス、分析証明等)が求められます。
輸出製品中の化学物質がNCIドラフトに含まれていない場合は、実績証明文書を準備されておくとよいでしょう。

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